タイヨウトセンリツ

太陽と戦慄

鳥飼否宇


太陽と戦慄

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
ミステリ・フロンティア

判型:四六判仮フランス装
ページ数:298ページ
初版:2004年10月15日

ISBN:978-4-488-01708-8
Cコード:C0093

写真:(C)KAZUYA YOSHINAGA/W2
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

〈導師〉と名乗る男に拾われ、共同生活を送りながらロックバンドを結成したストリート・キッズたち。〈導師〉の危険思想に影響を受けつつバンドの練習に精を出す彼らが初のライヴを敢行したとき、楽屋で惨劇が勃発する。――そして10年後。列車脱線事故、百貨店炎上、ホテル爆破など大規模な惨事の現場に残される、かつてのメンバーの死体と動物の玩具。玩具には何の意味があるのか? そして犯人は誰なのか? 横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞の鬼才が放つ、狂熱の本格ミステリ!



鳥飼否宇

(トリカイヒウ )

1960年福岡県生まれ。九州大学卒。2001年『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀作に選ばれてデビュー。07年『樹霊』が第7回本格ミステリ大賞の、09年『官能的――四つの狂気』が第62回日本推理作家協会賞の候補となる。『痙攣的――モンド氏の逆説』をはじめとする異色の本格ミステリの書き手として、斯界で独自の地位を築く。主な著書に『太陽と戦慄』『このどしゃぶりに日向小町は』『物の怪』『迷走女刑事』などがある。