古屋美登里
(フルヤミドリ )翻訳家。訳書にエドワード・ケアリー『望楼館追想』(創元文芸文庫)、『アルヴァとイルヴァ』(文藝春秋)、〈アイアマンガー三部作〉『おちび』『飢渇の人』『呑み込まれた男』(以上、東京創元社)、M・L・ステッドマン『海を照らす光』(ハヤカワepi文庫)、B・J・ホラーズ編『モンスターズ 現代アメリカ傑作短篇集』(白水社)、デイヴィッド・マイケリス『スヌーピーの父 チャールズ・シュルツ伝』、カレン・チャン『わたしの香港 消滅の瀬戸際で』(以上、亜紀書房)ほか。著書に『雑な読書』『楽な読書』(以上、シンコーミュージック)。
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孤独で奇矯な人々が住む年月に埋もれたかのような集合住宅、望楼館に新たな住人が入居してくる。創元文芸文庫海外部門の劈頭を飾る、鬼才ケアリーの比類ない傑作ここに復活。
ピノッキオを捜すうち巨きな魚に呑み込まれたジュゼッペ老人。絶望的な状況下、老人は過去を想い、日々手記を綴った……。鬼才ケアリーが描く、もう一つのピノッキオの物語。
単行本未収録の8編+『もっと厭な物語』(文春文庫)収録の1篇に書き下ろしの6篇を加えた、日本オリジナル短篇集。ケアリーらしさがぎゅっと詰まった、ファン垂涎の一冊。
スイスの田舎町からパリへ。お世辞にも可愛いとはいえないマリーは、蝋で人体を作る医師の手伝いをしながら人体のことを学んでいく。『堆塵館』の著者が贈る驚天動地の物語。
穢れの町は炎に包まれ堆塵館は崩壊、アイアマンガー一族は命からがらロンドンに逃れた。クロッドの、ルーシーの運命は。いかなる想像も凌駕する驚天動地の結末。三部作完結。
世にも奇妙で怖ろしい運命に見舞われたクロッドとルーシーの運命は? 堆塵館に何が起きているのか。著者本人によるイラスト満載。読書界に衝撃を与えた三部作第二部登場。
屑で財をなしたアイアマンガー一族。そんな一族のひとり、十五歳のクロッドはある日外の世界から来た少女に出会うが……。『望楼館追想』の著者が満を持しておくる超大作。
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