トラスノコ

とらすの子

芦花公園


在庫あり

定価:1,760円 (本体価格:1,600円)

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とらすの子

ジャンル
ホラー > ホラー

判型:四六判並製
ページ数:308ページ
初版:2022年7月29日

ISBN:978-4-488-02874-9
Cコード:C0093

装画:ヨコイジュウ
装幀:西村弘美


内容紹介

「とらすの会」の人は皆優しくて、居心地が良かったんです。中でもマレ様なんて嘘みたいに綺麗で、悩みを聞いてぎゅって抱きしめてくれました。でも“会議”では、誰かが「許せない人」への恨みをマレ様に訴えて、周りの人たちも口々に煽って……翌日、その「許せない人」は死体で見つかるんです。それが怖くて行かなくなったら、裏切者って責められて……。時間がないです、私、殺されます──
錯乱状態に陥った少女は、オカルト雑誌のライター・美羽の眼前で突然、爆発するように血肉を散らして死んだ。スクープを狙った美羽は「とらすの会」を訪ねるが、マレ様に出会ったことで、想像を絶する奈落へと突き落とされる──
『ほねがらみ』『異端の祝祭』がSNSで話題を攫ったホラー界の新星が描く、美しい異常。


芦花公園

(ロカコウエン )

東京都生まれ。Web小説サイト「カクヨム」で公開していた「ほねがらみ―某所怪談レポート―」が注目を集める。同作が編集者の目に留まり、2021年4月に幻冬舎から刊行された『ほねがらみ」で書籍デビュー。同年5月に刊行された『異端の祝祭』(角川ホラー文庫)も話題を呼ぶ。近著に『漆黒の慕情』(角川ホラー文庫)がある。