イングランドイングランド

イングランド・イングランド

  【単行本版】

ジュリアン・バーンズ
古草秀子


イングランド・イングランド

ジャンル
一般文芸 > 一般文芸
レーベル
海外文学セレクション

判型:四六判仮フランス装
ページ数:266ページ
初版:2006年12月25日

ISBN:978-4-488-01639-5
Cコード:C0097

装画:牛尾篤
装幀:緒方修一


内容紹介

ある島をイングランドのレプリカにするという計画。ウェストミンスター寺院も、二階建てバスも、マンチェスター・ユナイテッドも、すべてがそこにあって、すべてをそこで見られるという大プロジェクト。そのうち、王室も「タイムズ」もこちらに本拠地を移し、本物のイングランドは「オールド・イングランド」と呼ばれるようになり……。サマセット・モーム賞作家によるアイロニーと風刺に満ちた傑作。これぞ、ヴィンテージ・バーンズ! 訳者あとがき=古草秀子

*書評掲載 読売新聞2007年2月4日読書欄「本よみうり堂」(高橋秀実氏)



ジュリアン・バーンズ

1946年、イギリス、レスターに生まれる。オクスフォード大学卒業。オクスフォード英語辞典の編集者、ジャーナリストを経て、執筆活動に入る。ブッカー賞、サマセット・モーム賞、E・M・フォースター賞、メディシス賞、フェミナ賞など各国の数々の文学賞を受賞したイギリスを代表する知性派作家。著書は『フロベールの鸚鵡』『終わりの感覚』他。


古草秀子

(フルクサヒデコ )

青山学院大学英米文学科卒業。ロンドン大学アジア・アフリカ研究院(SOAS)を経て、ロンドン大学経済学院(LSE)大学院にて国際政治学を学ぶ。訳書に『失われた森──レイチェル・カーソン遺稿集』、J・グローガン『マーリー──世界一おバカな犬が教えてくれたこと』など多数。