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1925年 (大正14年) | 6月10日、福音社(1892年創業の大阪の取次)を母体として矢部外次郎、創元社を設立。東京支社も併設 |
1936年 (昭和11年) | 小林秀雄が青山二郎とともに東京支社の編集顧問となる |
1937年 (昭和12年) | 6月、川端康成『雪国』刊行 |
1938年 (昭和13年) | 12月、〈創元選書〉(単行本)刊行開始 第1回配本は柳田國男『昔話と文學』、野上豊一郎『世阿彌元清』 4月・6月、『北條民雄全集』全2巻刊行 |
1940年 (昭和15年) | PR誌(月報)「創元」発行 |
1942年 (昭和17年) | 7月、野上豊一郎編『能楽全書』全6巻刊行開始 第1回配本は第2巻『能の歴史』 |
1944年 (昭和19年) | 7月、創元社製作・谷崎潤一郎『細雪』上巻(私家版) |
1946年 (昭和21年) | 2月、小林秀雄『無常といふ事』刊行 12月、雑誌「創元」創刊(小林秀雄「モオツァルト」掲載) |
1948年 (昭和23年) | 2月、東京支社、別法人となる(株式会社創元社) 12月、日夏耿之介『改訂増補明治大正詩史』刊行(同書は翌49年に第1回讀賣文学賞を受賞) |
1951年 (昭和26年) | 9月、〈創元文庫〉創刊 第1回配本は志賀直哉『蝕まれた友情』 12月、〈現代社会科学叢書〉(単行本)刊行開始 第1回配本はフロム『自由からの逃走』、現在に至るロングセラーに |
1953年 (昭和28年) | 4月、『世界少年少女文学全集』刊行開始 第1回配本は第16巻『ドイツ編3 飛ぶ教室 みつばちマーヤの冒険他』 11月、堀一郎『我が国民間信仰史の研究(2)』刊行 *早川書房〈ポケットミステリ〉創刊 |
1954年 (昭和29年) | 7月、創元社(東京)倒産。同月16日、株式会社東京創元社として再建 12月、京大国史研究室編『日本史辞典』刊行 |
1955年 (昭和30年) | 9月、堀一郎『我が国民間信仰史の研究(1)』(同書(1)、(2)は55年に第46回日本学士院賞を受賞) 8月、〈ミュージック・ライブラリー〉(単行本)刊行開始 第1回配本は神保景一郎『新版軽音楽を囲みて(1)』 |
1956年 (昭和31年) | 1月、『世界推理小説全集』全80巻刊行開始(第一期全28巻でスタート) 第1回配本は第14巻クリスチィ『アクロイド殺害事件』、第26巻チャンドラー『大いなる眠り』 7月、『坂口安吾選集』全8巻刊行開始 9月、『世界大ロマン全集』65巻刊行開始 第1回配本はデュマ『鉄仮面』、デュ・モオリア『情炎の海』 11月、江戸川乱歩『犯罪幻想』刊行(限定1000部、内200部は棟方志功手摺木版画11葉入り) *早川書房「エラリイ・クィーンズ・ミステリ・マガジン」創刊 |
1957年 (昭和32年) | 4月、山崎豊子『暖簾』刊行、ベストセラーに 8月、『現代推理小説全集』全15巻刊行開始 第1回配本はレオ・ブルース『死の扉』、マッギヴァーン『最悪のとき』 8月、『エラリー・クイーン作品集』全12巻刊行開始 第1回配本は『ローマ帽子の謎』 9月、〈創元選書〉東郷豊治『良寛』刊行(同書は第9回讀賣文学賞を受賞) |
1958年 (昭和33年) | 6月、『ラング世界童話全集』全13巻刊行開始 第1回配本は『みどりいろの童話集』 6月、『クライム・クラブ』全29巻刊行開始 第1回配本はバリンジャー『赤毛の男の妻』、バクビイ『警官殺し』 6月、京大西洋史研究室編『西洋史辞典』刊行 7月、『ディクスン・カー作品集』全12巻刊行 第1回配本は『青銅ランプの呪』 8月、『世界恐怖小説全集』全12巻刊行開始 第1回配本はブラックウッド『幽霊島』 |
1959年 (昭和34年) | 1月、『アルセーヌ・リュパン全集』全12巻刊行開始 第1回配本は『怪盗紳士リュパン/リュパン対ホームズ』 4月、〈創元推理文庫〉創刊 第1回配本はルルー『黄色い部屋の謎』、ミルン『赤い館の秘密』、マクドナルド『兇悪の浜』、ヴァン・ダイン『ベンスン殺人事件』 6月、『図解考古学辞典』刊行 9月、『バルザック全集』全20巻刊行開始 第1回配本は第11巻『幻滅 上』 *宝石社「ヒッチコック・マガジン」創刊 *早川書房「SFマガジン」創刊 |
1960年 (昭和35年) | 6月、『世界名作推理小説大系』全25巻・別巻4 刊行開始 第1回配本は第11巻ヴァン・ダイン『べンスン殺人事件/僧正殺人事件』 〈創元推理文庫〉100点 12月、『現代登山全集』全10巻刊行開始 第1回配本は第7巻『谷川岳』 |
1961年 (昭和36年) | 2月、京大東洋史研究室編『東洋史辞典』刊行 4月、「創元推理コーナー」創刊 7月、〈創元ブックス〉(単行本)刊行開始 第1回配本はブラウン『スポンサーから一言』、デイヴィス編『アメリカ探偵作家クラブ傑作選1』 9月、東京創元社倒産 |
1962年 (昭和37年) | 1月18日、東京創元新社として再スタート |
1963年 (昭和38年) | 6月、『ポオ全集』全3巻限定版刊行 9月、〈創元推理文庫〉にSF部門新設(現在の〈創元SF文庫〉) |
1964年 (昭和39年) | 映画『007危機一発』(『ロシアから愛をこめて』)のヒット、フレミングの原作シリーズ、ベストセラーに *講談社塔晶夫(中井英夫)『虚無への供物』刊行 |
1965年 (昭和40年) | 10月、E・R・バローズ『火星のプリンセス』刊行、ベストセラーに |
1968年 (昭和43年) | 9月、『名作歌舞伎全集』刊行開始 第1回配本は第2巻『丸本時代物集1』 |
1969年 (昭和44年) | 2月、〈創元推理文庫〉に怪奇と冒険小説部門新設 |
1970年 (昭和45年) | 11月17日、株式会社東京創元社と改称 |
1973年 (昭和48年) | 〈創元推理文庫〉500点 6月、『バルザック全集』全26巻刊行開始 第1回配本は第6巻『「絶対」の探求/暗黒事件』 |
1976年 (昭和51年) | この年クリスティ作品ベストセラーに |
1977年 (昭和52年) | 3月、『ヴィリエ・ド・リラダン全集』全5巻刊行開始 第1回配本は第1巻『残酷物語/新残酷物語/トリビュラ・ボノメ』 *「週刊文春」傑作ミステリーベスト10始まる |
1980年 (昭和55年) | 6月、『ジャン・コクトー全集』全8巻刊行開始 第1回配本は第3巻『小説』 9月、〈イラストレイテッドSF〉(単行本)刊行開始 第1回配本はニーヴン『魔法の国が消えていく』 10月、〈キイ・ライブラリー〉(単行本)刊行開始 第1回配本はロビンズ『アガサ・クリスチィの秘密』、オールディス『十億年の宴』 |
1984年 (昭和59年) | 〈創元推理文庫〉25周年(930点) 5月、〈イエロー・ブックス〉(文庫)刊行開始 第1回配本はマイケルズ『死のリフレイン』、ケインズ『ステージの悪魔』、グローヴ『特種はカリブ海』 10月、創元推理文庫『日本探偵小説全集』全12巻刊行開始 第1回配本は第2巻『江戸川乱歩集』 |
1985年 (昭和60年) | 7月、〈創元推理文庫〉にゲームブック部門創設、ベストセラーに 第1回配本はスティーブ・ジャクソン『魔法使いの丘』 |
1988年 (昭和63年) | 5月、初の書き下ろしミステリ、折原一『五つの棺』刊行 10月、〈鮎川哲也と十三の謎〉(単行本)刊行開始 第1回配本は折原一『倒錯の死角』 *宝島社「このミステリーがすごい!」創刊 |
1989年 (平成元年) | 2月、宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』刊行 3月、〈創元ノヴェルズ〉(文庫)刊行開始 第1回配本はマギー『ラスト・シーザー』、ケイディン『メサイアの宝石』、テイラー『チョーク・ポイント』 11月、〈鮎川哲也と十三の謎〉十三番目の椅子を今邑彩『卍の殺人』が獲得 |
1990年 (平成2年) | 1月、ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』刊行、ベストセラーに 1月、北村薫『夜の蝉』刊行(同書は翌91年に第44回日本推理作家協会賞を受賞) 鮎川哲也賞創設 第1回は芦辺拓『殺人喜劇の13人』が受賞 |
1991年 (平成3年) | 4月、『齋藤磯雄著作集』全4巻刊行開始 第1回配本は第2巻『詩と音楽』 9月、〈創元推理文庫〉SF部門を〈創元SF文庫〉と改称 |
1992年 (平成4年) | 10月、「創元推理」創刊 |
1994年 (平成6年) | 9月、〈海外文学セレクション〉(単行本)刊行開始 第1回配本はマコーマック『パラダイス・モーテル』、カダレ『夢宮殿』 創元推理短編賞創設 第1回は剣持鷹士「あきらめのよい相談者」が受賞 創元推理評論賞創設 第1回は濤岡寿子「都市の相貌」が受賞 |
1995年 (平成7年) | 9月、〈創元ライブラリ〉(文庫)刊行開始 第1回配本はバルザック『シャベール大佐』 |
1996年 (平成8年) | 5月、〈創元ライブラリ〉『中井英夫全集』全12巻刊行開始 第1回配本は第3巻『とらんぷ譚』 |
1999年 (平成11年) | 〈創元推理文庫〉40周年 4月、東京創元社ホームページ開設 |
2001年 (平成13年) | 3月、江戸川乱歩『貼雑年譜』(限定200部)刊行 この年、文庫版・宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』と『心とろかすような』がベストセラーに |
2002年 (平成14年) | 7月、〈創元コンテンポラリ〉(文庫)刊行開始 第1回配本はクラヴァン『愛しのクレメンタイン』、ベイトマン『ジャックと離婚』 |
2003年 (平成15年) |
この年、文庫版・貫井徳郎『慟哭』がベストセラーに 1月、東京創元社メールマガジン配信開始 6月、「ミステリーズ!」創刊 11月、〈ミステリ・フロンティア〉(単行本)刊行開始 第1回配本は伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』(同書は第25回吉川英治文学新人賞を受賞) |
2004年 (平成16年) |
東京創元社創立50周年 4月、東京創元社ホームページ全面リニューアル ミステリーズ!新人賞創設(創元推理短編賞を名称変更) 第1回は受賞作なし 5月、戸松淳矩『剣と薔薇の夏』刊行(同書は翌05年に第58回日本推理作家協会賞を受賞) 11月、〈創元ブックランド〉(単行本)刊行開始 第1回配本は、ジョーンズ『わたしが幽霊だった時』『九年目の魔法(上下)』 |
2005年 (平成17年) | 10月、東京創元社携帯版サイト開設 |
2006年 (平成18年) |
3月、月刊Webマガジン「Webミステリーズ!」創刊 9月、道尾秀介『シャドウ』刊行(同書は翌07年に第7回本格ミステリ大賞を受賞) 12月、桜庭一樹『赤朽葉家の伝説』刊行(同書は翌07年に第60回日本推理作家協会賞を受賞) |
2007年 (平成19年) |
2月、創元SF文庫に日本SFの収録を開始 第1回配本は、田中芳樹『銀河英雄伝説1』、堀晃『バビロニア・ウェーブ』 |
2008年 (平成20年) |
1月、〈アンドルー・ラング世界童話集〉(単行本)刊行開始 第1回配本は、『あおいろの童話集』『あかいろの童話集』 8月、田中啓文『辛い飴』刊行(同書収録の「渋い夢」が翌09年に第62回日本推理作家協会賞[短編部門]を受賞) |
2009年 (平成21年) |
4月、文庫創刊50周年 4月、東京創元社ホームページ全面リニューアル、月刊Webマガジン「Webミステリーズ!」新規URLを取得 |
2010年 (平成22年) | 4月、〈碁楽選書〉(単行本)刊行開始 第1回配本は、李昌鎬『イ・チャンホのハメ手対策』 創元SF短編賞創設 第1回は松崎有理「あがり」が受賞 11月、米澤穂信『折れた竜骨』刊行(同書は第64回日本推理作家協会賞[長編および連作短編集部門]を受賞) 12月、『東京創元社 文庫解説総目録』刊行 |
2011年 (平成23年) |
2月、ケイト・モートン『忘れられた花園』刊行(同書は翌12年に第3回翻訳ミステリー大賞を受賞) 6月、フェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』刊行(同書は翌12年に第9回本屋大賞[翻訳小説部門]第1位を獲得) 9月、〈創元日本SF叢書〉(単行本)刊行開始 第1回配本は、松崎有理『あがり』 |
2012年 (平成24年) |
3月、宮内悠介『盤上の夜』刊行(同書は第147回直木三十五賞の候補作、翌13年に第33回日本SF大賞を受賞) 6月、中辻理夫『淡色の熱情 結城昌治論』刊行(同書は翌々年に第26回尾崎秀樹記念早乙女貢基金大衆文学研究賞[大衆文学部門]を受賞) |
2013年 (平成25年) |
創元SF50周年
3月、文庫版・藤野恵美『ハルさん』刊行(同書は2013年啓文堂書店文庫大賞を受賞) 6月、ローラン・ビネ『HHhH』刊行(同書は翌14年に2014年本屋大賞[翻訳小説部門]第1位、第4回Twitter文学賞[海外篇]第1位を獲得) 8月、酉島伝法『皆勤の徒』刊行(同書は翌14年に第34回日本SF大賞を受賞) 9月、小林泰三『アリス殺し』刊行(同書は翌14年に2014啓文堂書店文芸書大賞を受賞) 9月、梓崎優『リバーサイド・チルドレン』刊行(同書は翌14年に第16回大藪春彦賞を受賞) この年、中町信『模倣の殺意』がベストセラーに |
2014年 (平成26年) |
東京創元社創立60周年
記念キャラクター「くらり」誕生 創元ファンタジイ新人賞創設 3月、〈創元海外SF叢書〉(単行本)刊行開始 第1回配本は、イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市』 この年、文庫版・近藤史恵『タルト・タタンの夢』、文庫版・沢村浩輔『夜の床屋』がベストセラーに |