デビュー長編にして星雲賞、ヒューゴー賞、ネビュラ賞など全世界9冠制覇! 本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場!
デビュー長編にして星雲賞、ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、アーサー・C・クラーク賞、英国SF協会賞、英国幻想文学大賞、キッチーズ賞、ボブ・モラーヌ賞(仏)の全世界9冠制覇!
二千年にわたり宇宙戦艦のAIだったブレクは、自らの人格を四千人の人体に転写した生体兵器〈属躰〉を操り、諸惑星の侵略に携わってきた。だが最後の任務中、裏切りによりすべてを失う。ただ一人の属躰となって生き延びたブレクは復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ。デビュー長編にして星雲賞、ヒューゴー賞、ネビュラ賞はじめ全世界9冠、本格宇宙SFのニュー・スタンダード登場! 解説=渡邊利道
アン・レッキー
1966年オハイオ州生まれ。ワシントン大学で音楽の学位を取得。2005年にクラリオン・ウェスト・ワークショップを卒業したのち作家デビュー。2013年の『叛逆航路』でヒューゴー賞、ネビュラ賞、クラーク賞など主要SF文学賞を総ざらいし、デビュー長編としてウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』やパオロ・バチガルピ『ねじまき少女』を超える史上初の英米7冠を達成。日本でも2016年の星雲賞を受賞した。続編『亡霊星域』はローカス賞・英国SF協会賞ダブル受賞、三部作完結編となる『星群艦隊』はローカス賞を受賞するなど、全世界でシリーズ累計13冠に輝いている。
赤尾秀子
(アカオヒデコ )津田塾大学数学科卒業。英米文学翻訳家。主な訳書に、レッキー《叛逆航路》シリーズ、ハインライン『天翔る少女』、マキャフリー『だれも猫には気づかない』、マキャフリー&ラッキー『旅立つ船』、ヴィンジ『レインボーズ・エンド』ほか多数。