●川本三郎氏推薦――「待望久しい恋愛ファンタジーの古典。時を超えた純愛はいまも心に迫る。」
●瀬名秀明氏推薦――「きっとあなたもこの物語を生涯大切にしたくなるだろう。これは奇蹟のラヴ・ストーリーである。」
【世界幻想文学大賞受賞作】
あと半年足らずの命と診断された脚本家リチャードは、旅の途中、サンディエゴのホテルで、女優エリーズの色あせたポートレイトを目にした。恋におちた彼は、彼女に一目会おうと1986年への時間旅行を試みる。映画化・舞台化され、今もなお熱狂的な人気を博する傑作ファンタジイ。解説=瀬名秀明
*映画『ある日どこかで』(1980年)原作
リチャード・マシスン
1926年アメリカ、ニュージャージー州生まれ。作家、脚本家。長編短編とも多数の作品を発表し、『奇蹟の輝き』『ある日どこかで』「激突!」『地獄の家』(映画タイトル『ヘルハウス』)など映画化された作品も多い。また『ミステリー・ゾーン』『事件記者コルチャック』などTVシリーズの脚本も数多く手がけている。2013年没。
尾之上浩司
(オノウエコウジ )英米文学翻訳家。主な訳書にマシスン『ある日どこかで』、フォスター『スター・トレック――イントゥ・ダークネス』、ロス『ダーク・シャドウ――血の唇』、カークマン+ボナンジンガ『ウォーキング・デッド――ガバナーの誕生』ほか多数。