ダイサンノネガイ

第三の願い

嵐の王2

カイ・マイヤー
酒寄進一遠山明子


第三の願い

ジャンル
ファンタジイ > ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:424ページ
初版:2016年4月15日

ISBN:978-4-488-55404-0
Cコード:C0197
文庫コード:F-マ-11-2

装画:佐竹美保
装幀:大野リサ


内容紹介

三つの願いをかなえてくれる魔人イフリートが、最後の願いを叶える力を失った。盗まれた願いの力はどこへ? 被害にあった人々が作った結社〈第三の願い〉とは? カリフの宮殿を放り出された絨緞乗りターリクは、魔人の首領から引き継いだ左目の奇怪な力に苦しみながら、真実を追及する。一方嵐の王に捕まった弟ジュニスは、魔人との戦いに加わっていた。そこでジュニスは不思議な力をもつ少年に会うが……。迫力のシリーズ第二弾。解説=井辻朱美


カイ・マイヤー

1969年ドイツ、リューベック生まれ。大学で映画、演劇、哲学を学び、ジャーナリストを経て作家に。1993年Der Kreuzworträtsel-Mörderでデビュー。ドイツの伝承を題材にした怪奇幻想文学で知られるようになる。その後ファンタジー系の児童文学を相次いで発表。『鏡のなかの迷宮』『氷の心臓』などが、日本でも翻訳刊行されている。現在はドイツ中部のラインラント在住。


酒寄進一

(サカヨリシンイチ )

ドイツ文学翻訳家。和光大学教授。主な訳書に、コルドン〈ベルリン三部作〉、ヘッセ「デーミアン」、フォン・シーラッハ「犯罪」「神」、ノイハウス「深い疵」、カシュニッツ「その昔、N市では」、ラーベ「17の鍵」などがある。


遠山明子

(トオヤマアキコ )

1956年神奈川県生まれ。上智大学大学院卒。ドイツ文学翻訳家。主な訳書に、ケルスティン・ギア〈時間旅行者の系譜〉三部作、ヨハンナ・シュピリ『アルプスの少女ハイジ』、マリアナ・レーキー『ここから見えるもの』などがある。