ラヴクラフトゼンシュウ

ラヴクラフト全集〈6〉

H・P・ラヴクラフト
大瀧啓裕


ラヴクラフト全集〈6〉

ジャンル
ホラー > 短編集
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:358ページ
初版:1989年11月24日

ISBN:978-4-488-52306-0
Cコード:C0197
文庫コード:F-ラ-1-6

装画:Virgil Finlay
装幀:龍神成文


内容紹介

クトゥルー神話の創造主にして20世紀最高の怪奇小説家ラヴクラフト。本書には、ランドルフ・カーターを主人公とする一連の作品、および、それと関連する初期のダンセイニ風掌編を収録。猫を愛する読者なら快哉を叫ぶ佳編「ウルタールの猫」、神々の姿を窺わんとする賢者の不敵な企てを描く「蕃神」、巨匠が遺した最大の冒険小説「未知なるカダスを夢に求めて」等全9編は、諸氏の魂を電撃のごとく震撼するであろう。訳者あとがき=大瀧啓介


目次

「白い帆船」
「ウルタールの猫」
「蕃神」
「セレファイス」
「ランドルフ・カーターの陳述」
「名状しがたいもの」
「銀の鍵」
「銀の鍵の門を越えて」
「未知なるカダスを夢に求めて」


H・P・ラヴクラフト

アメリカの作家。1890年生。ロバート・E・ハワードやクラーク・アシュトン・スミスとともに、怪奇小説専門誌〈ウィアード・テイルズ〉で活躍したが、生前は不遇だった。1937年歿。死後の再評価で人気が高まり、現代に至っても、なおカルト的な影響力を誇っている。旧来の怪奇小説の枠組を大きく拡げて、宇宙的恐怖にまで高めた〈クトゥルー神話大系〉を創始した。《ラヴクラフト全集》で、その全貌に触れることができる。


大瀧啓裕

(オオタキケイスケ )

1952年、大阪市生まれ。著書に『魔法の本箱』『エヴァンゲリオンの夢』、訳書にラヴクラフト『文学における超自然の恐怖』、ラッセル『悪魔の系譜』、スミス『ゾティーク幻妖怪異譚』『ヒュペルボレオス極北神怪譚』『アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚』、オブライエン『金剛石のレンズ』、ウィルスン〈始末屋ジャック〉シリーズ他多数。