二酸化炭素中毒で死んだハイエス、地下道に閉じ込められたエリー、焼死したフェントン。一見事故だが、スティヴィは納得していなかった。80年前の事件の犠牲者、行方不明のアリス。共通するパターンは? だがそんな折、学校に嵐が迫る。生徒は退去を命じられるが、思惑のあるスティヴィらは勝手に居残った。天才少女探偵はすべての謎を解き明かすことができるのか。三部作完結。訳者あとがき=谷泰子
モーリーン・ジョンソン
1973年アメリカ、ペンシルベニア州生まれ。コロンビア大学で創作と演劇を学び、創作でMFA(美術学修士号)を獲得。13 Little Blue Envelopes、 The Scarlettシリーズ、 The Shades of LondonシリーズなどYA小説を数多く執筆、ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家の仲間入りを果たしている。現在はニューヨーク在住。
谷泰子
(タニヤスコ )和歌山県生まれ。1987年大阪大学文学部卒業。訳書にジョンソン「寄宿学校の天才探偵」、モロー「古書贋作師」、グレシアン「刑事たちの三日間」「刑事たちの四十八時間」、マーティン「ベベ・ベネット、死体を発見」など。