相次ぐ学校での事件に、スティヴィは家に連れ戻されてしまう。せっかく念願だった過去の事件の再捜査も進んできたところなのに。そこに上院議員のエドワード・キングが息子のデイヴィッドを密かに監視してくれるなら、学校に戻れるように両親を説得すると言ってきた。他に手はなく、引き受けたスティヴィだったが、学校ではさらなる事件が……。天才を集めた学校で起きる事件に挑む少女探偵スティヴィの活躍を描く、シリーズ第二弾。 訳者あとがき=谷泰子
モーリーン・ジョンソン
1973年アメリカ、ペンシルベニア州生まれ。コロンビア大学で創作と演劇を学び、創作でMFA(美術学修士号)を獲得。13 Little Blue Envelopes、 The Scarlettシリーズ、 The Shades of LondonシリーズなどYA小説を数多く執筆、ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家の仲間入りを果たしている。現在はニューヨーク在住。
谷泰子
(タニヤスコ )和歌山県生まれ。1987年大阪大学文学部卒業。訳書にジョンソン「寄宿学校の天才探偵」、モロー「古書贋作師」、グレシアン「刑事たちの三日間」「刑事たちの四十八時間」、マーティン「ベベ・ベネット、死体を発見」など。