2020年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長編賞受賞

ミシラヌヒト

見知らぬ人

エリー・グリフィス
上條ひろみ


在庫あり

定価:1,210円 (本体価格:1,100円)

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見知らぬ人

ジャンル
海外ミステリ > ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:510ページ
初版:2021年7月21日

ISBN:978-4-488-17003-5
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-28-1

装画:チカツタケオ
装幀:鈴木久美


内容紹介

この犯人は、見抜けない。

CWA賞受賞のベテラン作家が満を持して発表し、
MWA賞最優秀長編賞受賞に至った傑作ミステリ!

これは怪奇短編小説の見立て殺人なのか? ──タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の伝説的作家ホランドの邸宅だった。クレアは同校の教師をしながらホランドを研究しているが、ある日クレアの親友である同僚が殺害されてしまう。遺体のそばには“地獄はからだ”と書かれた謎のメモが。それはホランドの短編に登場する文章で……。本を愛するベテラン作家が贈る、MWA賞最優秀長編賞受賞作! 解説=大矢博子

◇編集部より

高難度の「犯人当て」を求める読者にとって、これほど贅沢な贈り物があるだろうか。手掛かりはこれ以上なくフェアに、むしろあからさまに提示されるのに、慎重に読めば読むほど真相から遠ざかってしまう。(編集部RF)

作中作で背筋を凍らせ、雰囲気たっぷりの学校で起こる事件にどきどきし、そしてあのラスト!! あんな驚きが待っていたなんて。(編集部KK)


エリー・グリフィス

イギリスの作家。〈サンデー・タイムズ〉紙ベストセラーリストにランクインした法医考古学者ルース・ギャロウェイ・シリーズと、エドガー・スティーヴンス警部と戦友マックス・メフィストのミステリ・シリーズで名声を得る。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)のメアリー・ヒギンズ・クラーク賞と英国推理作家協会(CWA)の図書館賞を受賞。『見知らぬ人』では、2020年のMWA賞最優秀長編賞を受賞した。続編の『窓辺の愛書家』はCWA賞最優秀長編賞最終候補作となった。


上條ひろみ

(カミジョウヒロミ )

英米文学翻訳者。おもな訳書にフルーク〈お菓子探偵ハンナ〉シリーズ、サンズ〈新ハイランド〉シリーズ、マキナニー〈ママ探偵の事件簿〉シリーズ、グリフィス『見知らぬ人』『窓辺の愛書家』など。