判型:文庫判
ページ数:362ページ
初版:2009年8月28日
ISBN:978-4-488-07064-9
Cコード:C0193
文庫コード:L-さ-1-1
挿画:後藤啓介
装幀:岩郷重力
あなたもきっと本が読みたくなる、これはとても楽しい本。出版界を揺るがした読書エッセイ第1弾の文庫化。
桜庭一樹は稀代の読書魔である。本当に毎日本を読むのである。こよなく愛するジョン・ディクスン・カーのミステリをはじめ、ガルシア=マルケスの傑作小説、アゴタ・クリストフの自伝、死刑囚についてのドキュメント、茨木のり子の詩集から三島由紀夫のエッセイまで、縦横無尽に読んで過ごした疾風怒濤の1年間。〈Webミステリーズ!〉で連載が始まるや読書界を瞠目させたエッセイをまとめた、その第1弾『桜庭一樹読書日記』を改題のうえ文庫化。単行本版あとがき・文庫版あとがき=桜庭一樹
桜庭一樹
(サクラバカズキ )1999年「夜空に、満天の星」(『AD2015隔離都市 ロンリネス・ガーディアン』と改題して刊行)で第1回ファミ通えんため大賞に佳作入選。2003年開始の〈GOSICK〉シリーズで多くの読者を獲得し、さらに04年発表の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価される。07年に『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を、翌08年に『私の男』で第138回直木賞を受賞。おもな著書に『少女には向かない職業』『製鉄天使』『荒野』『ファミリーポートレイト』『ばらばら死体の夜』『無花果とムーン』『小説 火の鳥 大地編』『少女を埋める』『紅だ!』『彼女が言わなかったすべてのこと』など、またエッセイ集に〈桜庭一樹読書日記〉シリーズや『東京ディストピア日記』などがある。