■第15回鮎川哲也賞・第2回ミステリーズ!新人賞選評掲載。第2回ミステリーズ!新人賞受賞作「漂流巌流島」高井忍■芦原すなお《ミミズクとオリーブ》、松尾由美《安楽椅子探偵アーチー》新連載。石持浅海、小林泰三 隔号連載スタート■好評につき近藤史恵《ビストロ「パ・マル」》連載化。米澤穂信、待望の新作「シャルロットだけはぼくのもの」■競作短編・最終回 有栖川有栖「桜川のオフィーリア」。連載最終回・朱川湊人、貫井徳郎、山田正紀ほか
第15回鮎川哲也賞・第2回ミステリーズ!新人賞 選評
第2回ミステリーズ!新人賞受賞作
高井 忍「漂流巌流島」
●宮本武蔵は冤罪だ! 驚愕の推理が炸裂
[特別企画]
「『ニッポン硬貨の謎』の謎」北村 薫×戸川安宣 スペシャル対談
[新連載]
芦原すなお「ト・アペイロン」
●ぼくの好物のデビラの下準備をしていると、事件の謎とともに河田刑事がやって来た。《ミミズクとオリーブ》再開
石持浅海「陰樹の森で」
●人間のわたしと人間でないギンちゃんの推理劇、第二の舞台はキャンプ場!
小林泰三「氷橋」〈モザイク事件帳〉
●『密室・殺人』の鬼才が手を変え品を変え贈るミステリ博覧会。隔号連載スタート!
松尾由美「オランダ水牛の謎」〈安楽椅子探偵アーチー〉
●アーチーと衛が帰ってきた。衛が拾った封筒を巡る推理合戦の行方は?
[競作短編]
《川に死体のある風景》〈最終回〉
有栖川有栖「桜川のオフィーリア」
●江神とともに推理小説研究会をスタートさせた出会った事件。江神たちの推理は……
[連載]
貫井徳郎「愚行録」〈最終回〉
●ついに最後の証言者が語り始める。一家を惨殺した怪物はどこに潜んでいたのか?
山田正紀「カオスコープ」〈最終回〉
●時間と空間が壊れた万華鏡の様に交錯する中、ついに一つの真相が映し出される
大倉崇裕「オッカムの剃刀」[前編]
●犯人は犯罪学を講ずる複顔術の第一人者。福家警部補、象牙の塔に乗り込む!
北川歩実「あなたの明日」
●サイエンスミステリの名手がおくる、衝撃の連載第2回
近藤史恵 理不尽な酔っぱらい
●暑い日のデセール・メニューは一苦労
朱川湊人「イツカ、静カノ海ニ」〈真紅――Shinku――〉(最終話)
●ある少年が出会った不思議なモノ……新直木賞作家がおくるホラー連作、完結
菅 浩江「ミラーリング・ブラック」〈ピイ・シリーズ6〉
●理不尽な暴力を受けながら、ただ絵を描き続けるピイに、人々は何を見出すのか
[読切短編]
米澤穂信「シャルロットだけはぼくのもの」
●よりによってこのぼくが、小佐内さんにあんなことをするなんて! 大好評、小市民シリーズ新作!
わが返礼「クリスチアナ・ブランド」藤村裕美訳
●黄金時代直系の女流作家が描く、昏き魂の誕生――
[連載コミック]
いしいひさいち「コミカル・ミステリー・ツアー」
●『女王様と私』『愚か者の祈り』『事件当夜は雨』『震度0』『天使のナイフ』
諸星大二郎「カラバ侯爵――長靴をはいた猫」
●ある猫は、実は……本当はこんなにこわいペロー童話
[評論]
笠井 潔「人間の消失・小説の変貌13」結末と驚異――麻耶雄嵩『神様ゲーム』
福井健太「本格ミステリ鑑賞術」第2章 伏線の妙味
[エッセイ]
私がデビューしたころ 桜庭一樹「たったいまの出来事」
私の一枚 坂木 司 『ユグドラシル』BUMP OF CHICKEN
ミステリーズ・バー 後藤 均
[ブックレビュー]
私の一冊 青井夏海 『晩餐会後の物語』ウィリアム・アイリッシュ
杉江松恋「路地裏の迷宮踏査13」パット・マガーの『アメリカの悲劇』
宮脇孝雄 『逆説探偵 13人の申し分なき重罪人』鳥飼否宇
若竹七海 『太陽ぎらい』小泉喜美子
中村有希 『ウォータースライドをのぼれ』ドン・ウィンズロウ
臼田惣介 『明治探偵冒険小説集4 傑作短篇集 露伴から谷崎まで』伊藤英雄編
シャーロック・ホームズ変奏曲3/喜国雅彦
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