“時間消化”の最中に出会った祖父と協力し、クロノグラフとサンジェルマン伯爵の秘密を探るグウェンドリン。〈監視団〉や従姉妹シャーロットの執拗な追及をかわしつつ真相に迫る。一方ハンサムな相棒ギデオンの不可解な言動のせいで、グウェンドリンの乙女心はジェットコースター状態。サンジェルマン伯爵の目的は? ギデオンの本当の気持ちは? 謎、冒険、ロマンスがぎゅっと詰まったタイムトラベル・ファンタジーついに完結! 訳者あとがき=遠山明子
ケルスティン・ギア
1966年生まれ。大学で教育学を修め、1995年から作家活動を始める。〈時間旅行者の系譜〉三部作で人気沸騰。第一部はドイツ国内だけでも百万部を突破し、世界26か国で翻訳が決定。夫と息子、猫とともにケルン近郊の村で暮らす。
遠山明子
(トオヤマアキコ )1956年神奈川県生まれ。上智大学大学院卒。ドイツ文学翻訳家。主な訳書に、ケルスティン・ギア〈時間旅行者の系譜〉三部作、ヨハンナ・シュピリ『アルプスの少女ハイジ』、マリアナ・レーキー『ここから見えるもの』などがある。