皆川博子
(ミナガワヒロコ )1930年生まれ。72年、児童文学長編『海と十字架』でデビュー。73年「アルカディアの夏」で第20回小説現代新人賞を受賞。85年『壁──旅芝居殺人事件』で第38回日本推理作家協会賞、86年『恋紅』で第95回直木賞、90年『薔薇忌』で第3回柴田錬三郎賞、97年『死の泉』で第32回吉川英治文学賞、2012年『開かせていただき光栄です』で第12回本格ミステリ大賞を受賞する。ミステリから伝奇、幻想文学まで、華麗な筆致で綴られた著作は熱狂的な支持を受けている。『聖餐城』『倒立する塔の殺人』『海賊女王』『影を買う店』『アルモニカ・ディアボリカ』など著作多数。12年、第16回日本ミステリー文学大賞を受賞。
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各務三郎、皆川博子、三谷幸喜、法月綸太郎、石上三登志、松岡和子、和田誠、斯界の「達人」たちがはじめて話すエピソード。文庫版には北村薫インタビューを収録。
兵士として戦場へ赴くユリアンとその親友ツヴェンゲル。著名な映画監督となりながらも、ハリウッドを追われたゲオルク。二大魔都で繰り広げられる、運命の双生児を巡る群像劇。
世紀末ウィーンに生まれた貴族の血を引く双生児。名家の跡取りとして育ったゲオルク、存在を抹消されたユリアン……一九二〇年、ハリウッドと上海を舞台に贈る、壮麗な運命譚。
彼岸此岸もわからぬ場で「縫う―縫われる」行為を考察する独白が、異様な最後の一行で結ばれる表題作ほか、単行本未収録作四篇を加えた18編の幻想小説。
人間に巣喰う狂気と業が織り成す、妖艶な背徳の世界。初文庫化に際し三編の単行本未収録作を附した、魔と奇想に彩られた十六編の傑作を収めるミステリ短編集。
双生児として生まれながら、別々の道を歩むゲオルクとユリアンの波瀾に満ちた冒険──。ハリウッドと上海の二大魔都の銀幕綺譚にして、壮麗なるグランドオペラ・ミステリ!
フレスコ画製作者・日高環の周囲で起こる数々の事件。すべては一人の少年が引き起こしたものだったが――イタリアを彷徨する、死に魅入られた女性の物語。長編幻想ロマン。
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