津原泰水
(ツハラヤスミ )1964年、広島県生まれ。青山学院大学卒。89年、津原やすみ名義で少女小説作家としてデビュー。97年、現名義で発表した『妖都』以降、様々なジャンルを横断する作品を執筆している。2012年、『11 eleven』が第2回Twitter文学賞国内部門1位となる。14年、短篇「五色の舟」がS-Fマガジン“オールタイム・ベストSF”国内短篇部門1位に選出される。近藤ようこにより漫画化された同作が、第18回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞する。〈ルピナス探偵団〉〈幽明志怪〉シリーズほか、『少年トレチア』『綺譚集』『ブラバン』『ヒッキーヒッキーシェイク』『夢分けの船』など著作多数。22年逝去。翌23年、第43回日本SF大賞功績賞を受賞した。
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羅を選べば、怒りが蔽う。刹を選べば、悪意が蔓延る。ならば私は、羅を選ぶわ──虚無の地獄で繋がった少年と少女の魂の行方。鬼才の幻視文学の頂点となる傑作!
スランプに陥った天才人形師。髪の伸びる少女人形。真贋不明の文楽人形──人形修復店の人々を巡る、温かな人間模様と「日常の謎」を描くシリーズ第二弾。
貌を粉々に砕かれた人形、旧家に遺された雛人形、清姫の文楽人形――この店には今日も人形と謎が持ち込まれる。人形を修復することは、持ち主の心を修復すること。名手が紡ぐ「日常の謎」!
高校時代「ルピナス探偵団」として様々な事件に遭遇してきた三人の少女と一人の少年。卒業後,四人のうち不治の病で世を去った一人が残した謎とは──。シリーズ第二弾。
祖母と夭折の天才詩人。無気力に日々を生きる私と、無愛想な古楽器職人となった詩人の孫。呪いのように、恩寵のように繋がれる過去と現在の絆を描く、静謐な恋愛ミステリ。
失われた女の片足に寄せる郷愁「脛骨」、ゴッホの絵画を再現した庭に溺れる男たち「ドービニィの庭で」他、あらゆる小説の最高峰を極める15編を収めた、綺羅の如き短編集。
私立ルピナス学園高等部卒業から7年後。美しき友人の訃音に接した、かつての名探偵たる少年少女たちの謎に彩られた回想を、卒業式当日まで遡る4編が織りなす連作ミステリ。
一見ちぐはぐな謎も、実は大変合理的な理由によって生じているのです。奇妙極まりない事件に巻き込まれる少女、吾魚彩子の悩み多き日常と謎。逆説に満ちた本格ミステリ三編。
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