本への愛を貫く私設図書館長、退職後大学講師に転じた科警研の名主任、長年のライバルを葬った女優、良い酒を造り続けるために水火を踏む酒造会社社長――冒頭で犯人側の視点から犯行の首尾を語り、その後捜査担当の福家警部補がいかにして事件の真相を手繰り寄せていくかを描く倒叙形式の本格ミステリ。刑事コロンボ、古畑任三郎の手法で畳みかける、4編収録のシリーズ第1集。解説=小山正
*2009年1月2日(金)午後9時「福家警部補の挨拶~オッカムの剃刀~」NHK総合でドラマ化、放送。脚本=福原充則、音楽=瀬川英史、出演=永作博美ほか、演出=本橋圭太
ふくいえけいぶほのあいさつ 福家警部補の挨拶
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内容紹介
福家警部補は今日も徹夜で捜査する。
目次
「最後の一冊」
「オッカムの剃刀」
「愛情のシナリオ」
「月の雫」
「オッカムの剃刀」
「愛情のシナリオ」
「月の雫」