新刊案内｜東京創元社

謎の『百科全書』探究のため、ネットの海に乗り出した書痴老人が、思いも寄らない世界の波に揺られることになる。物語は捻れ、結ぼれ、エッシャー的円環がそこに生まれる！

ベルリン国際映画祭で、女性が惨殺される予定外の映像が上映され大パニックに。しかも女性は市長の娘。映像内に残された「19」の意味は？　大人気ドイツ・ミステリ第2弾！

菊の御料所で発生した不可能犯罪を調査するのは、権刑部卿・明智小壱郎光秀と、陰陽師・安倍天晴。魔術が存在する“日の本”を舞台に贈る傑作本格ミステリ。

目指すは地動王に奪われた花の大図書館奪還。だが、人外の王の角から鍛えた自らの剣に翻弄されるアルスルは……。変わり者の英雄アルスルの戦いと成長を描くシリーズ第三弾。

地球外文明が観測されるも、原因不明の滅亡をとげた惑星・カザン。人類初の調査チーム750名もまた消息を絶つ。文明滅亡と先遣隊遭難の謎を解くため、第二次調査隊は惑星へ降下するが。

妹が父を殺した日、東京湾に怪獣が出現した。姉は妹を守るために、怪獣が暴れる東京へ父の死体を棄てにいく──第55回星雲賞日本短編部門を受賞した表題作を含む全四編。

2011年の"あの日"、彼は私たちの前から姿を消した。これは、大切なものほど失くしてしまう悪癖に悩まされ、それでも飄々と振る舞う青年が残した、生きた軌跡の物語。

人を殺し、車を盗み、少女ふたりがオーストラリアを駆ける道中、謎は尽きない。背後に迫るのは誰か。助手席の彼女は何を隠しているのか。文学賞受賞のクライムサスペンス！

16歳の少年は自転車で学校を出たきり消息を絶った。姉と警部の二視点で語られる、錯綜する失踪事件の捜査。犯人当ての名手が読者の盲点を鮮やかに突く、傑作本格ミステリ！

中高一貫の女子校で相次ぐ女生徒の墜落死、遺された未発表の小説、密室殺人、そして「ヘビイチゴ・サナトリウム」――少女期の心理のゆらぎを鮮烈に描出した長編ミステリ。