人間は忘れる生き物だ。だからこそ、残っている記憶には意味がある──記憶の海に潜り“翻訳”を行う〈記憶翻訳者〉記憶に潜ることは、依頼人の人生と魂に触れることだった。
(単行本『風牙』改題・文庫化)
「風牙」
「嵐の夜に」(書下ろし)
「閉鎖回廊」
「いつか光になる」(書下ろし)
門田充宏
(モンデンミツヒロ )1967年北海道根室市生まれ。3歳から11歳までは大阪で、その後北海道に戻って根室と小樽で育ち、高校卒業以降は東京在住。一橋大学社会学部卒。2014年、「風牙」で第5回創元SF短編賞を受賞(高島雄哉「ランドスケープと夏の定理」と同時受賞)。Twitterアカウントは@gtfld