2018年・2019年ヒューゴー賞ノヴェラ部門 受賞
2018年ネビュラ賞ノヴェラ部門 受賞
2018年・2019年ローカス賞ノヴェラ部門 受賞
マーダーボット・ダイアリー
マーダーボット・ダイアリー 〈下〉
第7回日本翻訳大賞受賞作
プリザベーション補助隊の事件をきっかけに脱走ボットとなった“弊機”は、過去の大量殺人事件の真相を求めて旅する。出会う人々に苛立ちながらも、しだいに芽生えてくる様々な感情に戸惑う“弊機”。そんな中で、先史時代の異星文明の遺物を密かに発掘・独占しようとしている悪徳企業の策動が浮かび上がる。“弊機”はメンサー博士のため、惑星ミルーのテラフォーミング施設に潜入を試みるが、そこにはまたしても未知の危険が!
「暴走プロトコル」
「出口戦略の無謀」
マーサ・ウェルズ
1964年テキサス州フォートワース生まれ。1993年に作家デビュー。《マーダーボット・ダイアリー》シリーズ第一話「システムの危殆」(2017)でヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞のノヴェラ部門を受賞、第二話「人工的なあり方」(2018)でヒューゴー賞、ローカス賞のノヴェラ部門を受賞。長編『ネットワーク・エフェクト』(2020)でヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞を受賞。2021年、同シリーズがヒューゴー賞シリーズ部門を受賞し、日本で刊行された『マーダーボット・ダイアリー』が第7回日本翻訳大賞を受賞。ノヴェラ「逃亡テレメトリー」(2021)でローカス賞を受賞(この作品以降、同シリーズでのヒューゴー賞、ネビュラ賞へのノミネートを辞退している)。長編『システム・クラッシュ』(2023)でローカス賞を受賞。
中原尚哉
(ナカハラナオヤ )1964年生まれ。東京都立大学人文学部英米文学科卒。訳書にヴィンジ『遠き神々の炎』『星の涯の空』ほか多数。2021年、ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー』で第7回日本翻訳大賞を受賞。