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判型:文庫判
ページ数:248ページ
初版:2023年6月9日
ISBN:978-4-488-56515-2
Cコード:C0193
文庫コード:F-ひ-2-14
装画:Minoru
装幀:藤田知子
江戸の片隅で養い子の千吉(せんきち)と暮らす青年弥助(やすけ)は、実は妖怪の子預かり屋だ。そんな弥助の家の外にたたずむひとりの妖怪、人恋しそうな彼女を弥助は家に招き入れるが……「軒先にたたずむもの」、石地蔵(いしじぞう)そっくりの妖怪が子供達を預けにきた。だが三人の兄弟は仲が悪く喧嘩(けんか)ばかり……「仲の悪い三兄弟」等、妖怪達の日常を描いた短編9編を収録。人気のお江戸妖怪ファンタジイ第3弾。
「軒先にたたずむもの」
「仲の悪い三兄弟」
「迷子のへちま」
「蛍(ほたる)狩り」
「秘密の茶飲み仲間」
「蛙(かえる)達の家探し」
「冬の訪れ」
「年末の餅(もち)つき」
「鼓丸(つづみまる)の毛」
廣嶋玲子
(ヒロシマレイコ )神奈川県生まれ。『水妖の森』で、ジュニア冒険小説大賞を受賞し2006年にデビュー。主な作品に、〈ふしぎ駄菓子屋 銭天堂〉シリーズ、〈妖怪の子預かります〉シリーズ、〈ナルマーン年代記〉三部作、〈十年屋〉シリーズ、〈秘密に満ちた魔石館〉シリーズ、〈鬼遊び〉シリーズ、『送り人の娘』、『火鍛冶(ほかじ)の娘』、『魂を追う者たち』、『鳥籠の家』、『銀獣の集い』などがある。