判型:文庫判
ページ数:366ページ
初版:2006年10月27日
ISBN:978-4-488-51411-2
Cコード:C0197
文庫コード:F-ハ-1-11
装画:後藤啓介
装幀:東京創元社装幀室
●栗本薫氏推薦――「コナン。それはヒロイック・ファンタジーの故郷、アメリカの生んだ神話、そして最後の伝説だ。」
1万2千年前、アトランティスが海中に没したのち、現存する歴史が記されるまでの空白期に、ハイボリア時代なるものが存在した。この時期の伝承を伝える年代記は、キンメリア生まれの英雄コナンの事跡を記している──30歳で夭折した天才作家が創造し、ヒロイック・ファンタジーの源流となった傑作シリーズを、著者のオリジナル原稿にもとづいた校訂のもと全6巻に集成して贈る。訳者あとがき=中村融
●収録作品
「キンメリア(詩)」
「氷神の娘」
「象の塔」
「石棺のなかの神」
「館のうちの凶漢たち」
「黒い海岸の女王」
「消え失せた女たちの谷」
〈資料編〉
「死の広間(梗概)」
「ネルガルの手(断片)」
「闇のなかの怪(梗概)」
「闇のなかの怪(草稿)」
「R・E・ハワードからP・S・ミラーへの手紙」
「ハイボリア時代」
中村融
(ナカムラトオル )1960年生まれ。中央大学法学部卒、英米文学翻訳家。編著に「影が行く」「時の娘」「星、はるか遠く」、主な訳書にウェルズ「宇宙戦争」、ウィンダム「トリフィド時代」、ブラッドベリ「万華鏡」「何かが道をやってくる」ほか多数。