- ミステリ
- 本格ミステリ
- 警察小説
- 歴史ミステリ
- サスペンス
- ハードボイルド
- 倒叙推理
- 青春ミステリ
- コージー
- 犯罪小説
- ロマンティック・ミステリ
- ユーモア・ミステリ
- パスティーシュ
- 連作短編集
- 短編集
- アンソロジー
- 評論・研究
- 少年・少女探偵
- スパイ小説
- エスピオナージュ
- 冒険小説
- 冒険
- 時代冒険
- バラエティ
- ユーモア
- 法廷もの
- スリラー
- 怪奇スリラー
- 海洋冒険
- 評伝
判型:文庫判
ページ数:426ページ
初版:2009年9月11日
ISBN:978-4-488-27805-2
Cコード:C0197
文庫コード:M-ケ-2-1
写真:David Toase/Stockbyte/ゲッティイメージズ
装幀:本山木犀
11月、イギリス東部の町イーリーで氷結した川から車が引き揚げられた。トランクの中には銃で撃たれた上、首を折られた死体が入っていた。犯人はなぜこれほど念入りな殺し方をしたのか? さらに翌日、大聖堂の屋根の上で白骨死体が見つかり、敏腕記者のドライデンは調査をはじめるが──。堅牢きわまりない論理、緻密に張られた伏線。CWA図書館賞受賞作家が硬質の筆致で描きあげた、現代英国本格ミステリの傑作。解説=杉江松恋
*第4位『2010本格ミステリ・ベスト10』/海外ランキング
*第9位『IN★POCKET』2009年文庫翻訳ミステリーベスト10/翻訳家&評論家部門
ジム・ケリー
1957年、英国ハートフォードシャー生まれ。2002年に新聞記者としての経験を生かして執筆した『水時計』でデビュー。以降、『火焔の鎖』『逆さの骨』を含む新聞記者のドライデンを主人公としたシリーズや、ピーター・ショウとジョージ・バレンタインという警察官が主役をつとめるシリーズの作品を多数執筆している。2006年に、書館員が選び、作家に対して授与される英国推理作家協会(CWA)図書館賞を受賞。
玉木亨
(タマキトオル )1962年東京都生まれ。慶應大学経済学部卒。英米文学翻訳家。主な訳書にクリーヴス『大鴉の啼く冬』『白夜に惑う夏』、ケリー『水時計』、サンソム『蔵書まるごと消失事件』、マン『フランクを始末するには』などがある。