圧巻の取材力と緻密な構成、そして驚愕の真相。
●堂場瞬一氏推薦――「美食ミステリの枠を超えた重厚な展開」
警察署長ブルーノは友人のエルキュールからある問題の調査を依頼される。トリュフ市に粗悪な中国産トリュフが紛れ込んでいるというのだ。だが聞き込みを始めた矢先、エルキュールが何者かに殺害される。彼はかつて情報部に所属する伝説の秘密警察官(バルブーズ)だった。犯人はその過去を知っていたのか? 圧巻の取材力と緻密な構成、そして驚愕の真相。ベテランジャーナリストが放つ傑作! 解説=松浦正人
山田久美子
(ヤマダクミコ )英米文学翻訳家。ガーディナー「心理検死官ジョー・ベケット」、キング「パリの骨」、ミルフォード「雪の夜は小さなホテルで謎解きを」、モントクレア「ロンドン謎解き結婚相談所」「王女に捧ぐ身辺調査」「疑惑の入会者」など訳書多数。