ニュージャージーの海辺に建つ古い屋敷をリフォームしてゲストハウスにし、9歳の娘メリッサと新生活を始めようとしていたシングルマザーのアリソン。だがひょんなことから、屋敷に取り憑いている前オーナーと私立探偵の幽霊が見えるようになってしまう。彼らから、自分たちの死についての調査を手伝ってほしいと頼まれたのだが……。明るく楽しいコージーミステリ・シリーズ! 訳者あとがき=藤井美佐子
E・J・コッパーマン
アメリカ、ニュージャージーに生まれ育つ。ラトガース大学卒業。ライターとして活躍したのち、2002年、ジェフリー・コーエン名義のFor Whom the Minivan Rollsで作家デビュー(同名義では三つのミステリ・シリーズを発表)。E・J・コッパーマン名義では、2010年に刊行した『海辺の幽霊ゲストハウス』を第一作とするシリーズのほか、2014年より新シリーズを開始するなど、旺盛に執筆活動を続けている。
藤井美佐子
(フジイミサコ )翻訳家。横浜市立大学文理学部卒。訳書にウィンゲイト『図書室の死体』、コッパーマン『海辺の幽霊ゲストハウス』、バイナム『若い読者のための科学史』、シャット『共食いの博物誌』、ステン『毛の人類史』などがある。