シシャノコエナキコエ

死者の声なき声〈下〉

フォルカー・クッチャー
酒寄進一


在庫なし

定価:1,188円 (本体価格:1,080円)

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死者の声なき声〈下〉

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:394ページ
初版:2013年8月23日

ISBN:978-4-488-25806-1
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-8-4

写真:AKG/PPS通信社
装幀:中村聡


内容紹介

『濡れた魚』に続く、ベルリンミステリ大賞受賞シリーズ第二弾。

警視庁の内部でも、捜査先でも次々と問題を起こし、身動きが取れなくなっていく刑事ラート。そんな中、不可解な状態の女優の屍体が発見される。屍体に施された異様な細工は何を意味するのか……? ナチスが政権を獲得する前、人々が自らの信念に忠実でありえた最後の時代、ラートはいかにして刑事としての矜持を示すのか。現代ドイツ・ミステリの豊饒を体現する、傑作警察小説。訳者あとがき=酒寄進一


フォルカー・クッチャー

1962年ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州のリンドラール生まれ。ヴッパータール大学とケルン大学でドイツ文学、哲学、歴史学を専攻。新聞編集者として活動したあと、作家活動を開始。1995年、Bullenmord(クリスチャン・シュナルケとの合作)でデビュー。2007年にゲレオン・ラート・シリーズ第一弾の『濡れた魚』を発表。同シリーズでベルリン・ミステリ賞を受賞する。


酒寄進一

(サカヨリシンイチ )

ドイツ文学翻訳家。1958年生まれ。和光大学教授。主な訳書――2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位のシーラッハ『犯罪』、2021年日本子どもの本研究会第5回作品賞特別賞を受賞したコルドン〈ベルリン三部作〉、ヘッセ『デーミアン』、ブレヒト『アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪』、ケストナー『終戦日記一九四五』、ノイハウス〈刑事オリヴァー&ピア・シリーズ〉。