判型:文庫判
ページ数:402ページ
初版:2019年11月22日
ISBN:978-4-488-17807-9
Cコード:C0197
文庫コード:M-ア-14-3
装画:伊藤彰剛
装幀:鈴木久美
ヴァイオリン職人のジャンニが講師を務めるヴァイオリン製作学校で、かつての教え子であるノルウェー人リカルドが講演を行ったが、その夜、殺害されてしまう。そして彼が持っていた楽器、ハルダンゲル・フィドルが消えていた。犯人はなぜ、さしたる値打ちもない楽器を奪ったのか? ジャンニは葬儀のためノルウェーへと旅立つが、新たな殺人が……。人気シリーズ、待望の新作! 訳者あとがき=青木悦子
ポール・アダム
1958年イギリス生まれ。1993年、ジャーナリストを主人公にしたミステリ An Exceptional Corpse でデビュー。数々のミステリをはじめとして、子ども向けのスリラー三部作 Max Cassidy Trilogy などを発表。テレビや映画の脚本も手がける。2004年、本シリーズ第1作となる『ヴァイオリン職人の探求と推理』を発表。現在はイギリスのシェフィールドに妻とふたりの子どもと住む。
青木悦子
(アオキエツコ )東京都生まれ。英米文学翻訳家。主な訳書にロブ〈イヴ&ローク〉シリーズ、アダム「ヴァイオリン職人の探求と推理」「ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密」「ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器」、マクドネル「平凡すぎて殺される」など。