判型:文庫判
ページ数:408ページ
初版:2014年11月14日
ISBN:978-4-488-17806-2
Cコード:C0197
文庫コード:M-ア-14-2
装画:伊藤彰剛
装幀:鈴木久美
名ヴァイオリン職人ジャンニのもとに、パガニーニ愛用の名器“大砲(イル・カノーネ)”が持ちこまれる。修理の翌日、美術品ディーラーの撲殺死体が発見された。彼はホテルの金庫に黄金製の箱を預けており、中にはエリーザという女性がパガニーニに宛てた古い手紙があった。これは事件解明の手がかりなのか? 名職人にして名探偵が“悪魔のヴァイオリニスト”をめぐる壮大な歴史の謎に挑む! 解説=青柳いづみこ
ポール・アダム
1958年イギリス生まれ。1993年、ジャーナリストを主人公にしたミステリ An Exceptional Corpse でデビュー。数々のミステリをはじめとして、子ども向けのスリラー三部作 Max Cassidy Trilogy などを発表。テレビや映画の脚本も手がける。2004年、本シリーズ第1作となる『ヴァイオリン職人の探求と推理』を発表。現在はイギリスのシェフィールドに妻とふたりの子どもと住む。
青木悦子
(アオキエツコ )東京都生まれ。英米文学翻訳家。主な訳書にロブ〈イヴ&ローク〉シリーズ、アダム「ヴァイオリン職人の探求と推理」「ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密」「ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器」、マクドネル「平凡すぎて殺される」など。