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シャーロック・ホームズ──作家アーサー・コナン・ドイルが創造した不滅の探偵にして、名探偵の代名詞である。彼の活躍はドイル自身の手も離れ、初登場から百年以上を経た今なお、数多くの作家によって新たに語り続けられている。著名な作家による本邦初訳の一品から異色作家の珍品まで、星の数ほどある“知られざる”冒険譚から選び抜かれた、類稀なるホームズ・アンソロジー。
ロナルド・A・ノックス「一等車の秘密」
E・C・ベントリー「ワトスン博士の友人」
アントニー・バウチャー「おばけオオカミ事件」
アントニイ・バークリー「ボー・ピープのヒツジ失踪事件」
A・A・ミルン「シャーロックの強奪」
ロード・ワトスン(E・F・ベンスン&ユースタス・H・マイルズ)「真説シャーロック・ホームズの生還」
ロバート・バー「第二の収穫」
作者不詳「シャーロック・ホームズと〈ボーダーの橋〉バザー」
ロス・マクドナルド「南洋スープ会社事件」
アーサー・ポージス「ステイトリー・ホームズの冒険」
アーサー・ポージス「ステイトリー・ホームズの新冒険」
アーサー・ポージス「ステイトリー・ホームズと金属箱事件」
ピーター・トッド「まだらの手」
ピーター・トッド「四十四のサイン」
アラン・ウィルスン「疲労した船長の事件」
オーガスト・ダーレス「調教された鵜の事件」
ギャヴィン・ブレンド「コンク‐シングルトン偽造事件」
S・C・ロバーツ「トスカ枢機卿事件」
アーサー・チャップマン「シャーロック・ホームズ対デュパン」
作者不詳「シャーロック・ホームズ対勇将ジェラール」
ドナルド・スタンリー「シャーロック・ホームズ対007」
キャロリン・ウェルズ「犯罪者捕獲法奇譚」
ロバート・ブロック「小惑星の力学」
ベイジル・ラスボーン「サセックスの白日夢」
ビル・プロンジーニ「シャーロック・ホームズなんか恐くない」
アントニイ・バークリー/フランシス・アイルズ
1893年イギリスのハートフォードシャー生まれ。第一次世界大戦に従軍後、ユーモア作家として〈パンチ〉誌で活躍。「?」名義で『レイトン・コートの謎』を著して以降、『毒入りチョコレート事件』『第二の銃声』『ジャンピング・ジェニイ』など、従来の探偵小説に対する批判を織り交ぜた実験精神あふれる作品を発表。英国本格ミステリ黄金期を代表する作家としてその地位を不動のものとした。他の作品に、フランシス・アイルズ名義で発表したサスペンス『殺意』『レディに捧げる殺人物語』などがある。1971年没。
北原尚彦
(キタハラナオヒコ )1962年東京都生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒。作家、評論家、翻訳家。日本推理作家協会員。横田順彌、長山靖生、牧眞司ら各氏を擁する日本古典SF研究会では会長をつとめる。〈本の雑誌〉ほかで古書関係の研究記事を長年にわたり執筆。主な著作に、短編集『首吊少女亭』(出版芸術社)ほか。古本エッセイに『SF奇書天外』『SF奇書コレクション』(東京創元社)、『シャーロック・ホームズ万華鏡』(本の雑誌社)、『新刊!古本文庫』『奇天烈!古本漂流記』(以上、ちくま文庫)など、またSF研究書に『SF万国博覧会』(青弓社)がある。主な訳書に、〈ドイル傑作集〉全5巻(共編・共訳、創元推理文庫)、ミルン他『シャーロック・ホームズの栄冠』(論創社)ほか多数。