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判型:文庫判
ページ数:318ページ
初版:2006年2月24日
ISBN:978-4-488-15921-4
Cコード:C0197
文庫コード:M-フ-13-6
装画:西村敦子
装幀:矢島高光
旧友のジョンに請われ、彼の屋敷を訪れたトビー・ダイク。屋敷の様子に不審を抱き、邸内に侵入したトビーの目に飛び込んできたのは、書斎でこと切れている友の姿だった。部屋には、弾痕や血痕に加え、争ったあともある。だがその後判明したジョンの死因は、心臓発作による“自然死”だった……? 〈殺人なしの死体〉と〈死体なしの殺人〉をめぐる、切れ味鋭い本格推理。名コンビ《トビー&ジョージ》最後の事件。訳者あとがき=中村有希/解説=山口雅也
*第6位『2007 本格ミステリ・ベスト10』/海外ランキング
エリザベス・フェラーズ
1907年、ビルマ(現在のミャンマー)生まれ。本名はモーナ・ドリス・マクタガード。イギリス本国に戻って教育を受け、30年代にモーナ・マクタガート名義で普通小説を二作出版。40年、〈トビー&ジョージ〉シリーズ第一作『その死者の名は』を書き、ミステリ作家としてデビュー。以後半世紀以上にわたり、イギリス・ミステリ界の重鎮として活躍しつづけた。英国推理作家協会(CWA)創設時からのメンバーであり、77年には会長に就任している。代表作は『猿来たりなば』『私が見たと蠅は言う』『さまよえる未亡人たち』など。95年没。
中村有希
(ナカムラユキ )1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家。訳書に、ソーヤー『老人たちの生活と推理』、マゴーン『騙し絵の檻』、ウォーターズ『半身』『荊の城』、ヴィエッツ『死ぬまでお買物』、クイーン『ローマ帽子の謎』など。