オトウトサリシヒニ

弟、去りし日に

R・J・エロリー
吉野弘人


在庫僅少

定価:1,650円 (本体価格:1,500円)

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弟、去りし日に

ジャンル
海外ミステリ > ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:586ページ
初版:2024年9月27日

ISBN:978-4-488-15506-3
Cコード:C0197
文庫コード:M-エ-8-1

写真:Here it is/Getty Images
装幀:國枝達也


内容紹介

弟の訃報が届いたのは朝食後すぐのことだった。車で何度も轢(ひ)かれて殺されたのだという。保安官のヴィクターは、弟とは憎しみ合った末に疎遠になっており、悲しみは湧かなかった。だが弟の10歳の娘から、真相を調べてほしいと頼まれて……。姪(めい)との交流と真実を追い求める旅路が、ヴィクターの灰色の人生を切なくも鮮やかに彩っていく。一人の男の再生を描く、心震えるミステリ。解説=三橋暁


R・J・エロリー

1965年イギリス、バーミンガム生まれ。代表作に2007年刊行の『静かなる天使の叫び』があり、本国だけで35万部を超えるベストセラーとなった。同書はケベック本屋賞を受賞、また、バリー賞最優秀英国ミステリ賞最終候補となり、日本では、2009年の『IN★POCKET』の「文庫翻訳ミステリー・ベスト10」翻訳家&評論家部門で2位に輝いた。作品は26の言語に翻訳されている。その他の著作に、CWA(英国推理作家協会)のイアン・フレミング・スチール・ダガー賞の最終候補となったCity of Lies(2006)、シークストンズ・オールド・ペキュリアー最優秀犯罪小説賞を受賞したA Simple Act of Violence(2008)などがある。


吉野弘人

(ヨシノヒロト )

英米文学翻訳家。山形大学人文学部経済学科卒。主な訳書にベイリー「ザ・プロフェッサー」、ムーア「評決の代償」、ワイデン「喪失の冬を刻む」、ラング「彼女は水曜日に死んだ」などがある。