エイキュウニキザマレテ

永久に刻まれて

リディア&ビル短編集

S・J・ローザン
直良和美


永久に刻まれて

ジャンル
海外ミステリ > ハードボイルド
海外ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
リディア・チン&ビル・スミス・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:300ページ
初版:2013年8月30日

ISBN:978-4-488-15313-7
Cコード:C0197
文庫コード:M-ロ-3-12

装画:朝倉めぐみ
装幀:矢島高光


内容紹介

中国系女性のリディアと、中年の白人男性ビル。ふたりの私立探偵がコンビで、あるいは単身で多様な依頼に取り組む日本オリジナル短編集第2弾。地上げに絡む事件にふたりで当たる「永久に刻まれて」、リディアがカリブ海に赴いて若い娘の失踪を調査する「舟を刻む」、ビルが海辺の町で直面する痛ましい悲劇「少年の日」などに加え、リディアの母が主役となる小品や、美術品専門の私立探偵ジャック・リーが活躍する「春の月見」ほか全7編を収録。解説=大矢博子


目次

「永久に刻まれて」
「千客万来の店」
「舟を刻む」
「少年の日」
「かけがえのない存在」
「チン・ヨンユン乗り出す」
「春の月見」


S・J・ローザン

1950年ニューヨーク生まれ。様々な職業を経て、90年頃から書き始めたミステリで、ふたりの私立探偵、中国系女性のリディア・チンと白人男性のビル・スミスを生み出し、94年に発表した『チャイナタウン』を第一作とする長編や多くの中短編で活躍させている。『ピアノ・ソナタ』『天を映す早瀬』でシェイマス賞、『どこよりも冷たいところ』でアンソニー賞、『冬そして夜』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞を、「ペテン師ディランシー」でMWA最優秀短編賞を受賞するなど、現代を代表する私立探偵小説の書き手として高く評価されている。


直良和美

(ナオラカズミ )

東京生まれ。お茶の水女子大学理学部卒業。英米文学翻訳家。主な訳書、ローザン「チャイナタウン」「ピアノ・ソナタ」、フレムリン「泣き声は聞こえない」、デ・ジョバンニ「集結」、テイ「ロウソクのために一シリングを」など。