スペイドトイウオトコ

スペイドという男

ダシール・ハメット
稲葉明雄


スペイドという男

ジャンル
海外ミステリ > ハードボイルド
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ハメット短編全集 2

判型:文庫判
ページ数:346ページ
初版:1976年7月16日

ISBN:978-4-488-13005-3
Cコード:C0197
文庫コード:M-ハ-1-7



内容紹介

しかし、ハメットこそは唯一無二の存在である。本全集は、名探偵コンティネンタル・オプやスペイドものを中心に、ハメットの神髄を精選して編集したアンソロジー。1には、フェアウェルの殺人、黒ずくめの女、うろつくシャム人、新任保安官、放火罪および……、夜の銃声、王様稼業――オプの地方での事件を扱ったものを中心にした七編。


ダシール・ハメット

1894年アメリカ合衆国メリーランド州セントメアリーズ郡生まれ。高校中退後様々な職につき、20歳でピンカートン探偵社ボルティモア支社に入社。第一次大戦中は陸軍に従軍。除隊後、探偵社の仕事に復帰したが、従軍中に得た肺疾患により調査員の激務に耐えられず職を辞し、小説で身を立てることに。探偵社時代の経験を生かしたコンティネンタル・オプものの短編小説が雑誌に掲載されるようになり、長編第一作として『血の収穫』を書き上げる。サム・スペード初登場の『マルタの鷹』は長編第三作。他に賭博師ネド・ボーモンが主人公の『ガラスの鍵』などがある。劇作家リリアン・ヘルマンとの長期にわたる恋愛関係は有名。1961年没。