ビールで知られるアメリカの小さな町レブンワース。ドイツのバイエルン地方に似たこの町に、今年もオクトーバーフェストの開催が迫っていた。ビール職人のわたしは新作ビールの開発中。そんな折、ビールをテーマにしたドキュメンタリー映画が撮影されることに。だがオクトーバーフェスト前日の夜、会場近くで映画の関係者が殺されて……。愉快でおいしいビール・ミステリ第二弾。訳者あとがき=越智睦
エリー・アレグザンダー
アメリカ太平洋岸北西部の生まれ。『ビール職人の醸造と推理』のほかに、〈ベイクショップ・ミステリ・シリーズ〉や、ケイト・ダイアー・シーリー名義で発表した〈パシフィック・ノースウェスト・ミステリ・シリーズ〉ほかの作品がある。
越智睦
(オチムツミ )東京外国語大学卒。英米文学翻訳家。訳書にフィーニー『彼と彼女の衝撃の瞬間』『彼は彼女の顔が見えない』、ブランドン『書店猫ハムレットの跳躍』、アレグザンダー『ビール職人の醸造(じょうぞう)と推理』などがある。