南ドイツに似た風景が広がる、ビールで有名なアメリカ北西部の町・レブンワース。町で一番のブルワリーを夫とその両親と切り盛りするわたしは、幸せな日々を過ごしていた──夫の浮気が発覚するまでは。わたしは家から夫を追い出し、新規オープンするブルワリーで働くことに。開店初日は大盛況。しかし翌朝、店で死体を発見してしまい──。愉快で楽しいビール・ミステリ登場! 訳者あとがき=越智睦
エリー・アレグザンダー
アメリカ太平洋岸北西部の生まれ。『ビール職人の醸造と推理』のほかに、〈ベイクショップ・ミステリ・シリーズ〉や、ケイト・ダイアー・シーリー名義で発表した〈パシフィック・ノースウェスト・ミステリ・シリーズ〉ほかの作品がある。
越智睦
(オチムツミ )東京外国語大学卒。英米文学翻訳家。訳書にフィーニー『彼と彼女の衝撃の瞬間』『彼は彼女の顔が見えない』、ブランドン『書店猫ハムレットの跳躍』、アレグザンダー『ビール職人の醸造(じょうぞう)と推理』などがある。