判型:文庫判
ページ数:336ページ
初版:1997年6月27日
ISBN:978-4-488-11202-8
Cコード:C0197
文庫コード:M-マ-11-1
嵐の去った早朝、湖畔で女性の全裸死体が発見された。遺体は最近莫大な遺産を相続した未亡人のものと判明。その前夜、彼女を車に乗せ、そのまま姿を消した青年が犯人と目されている。だが、この事件には腑に落ちない点が多すぎた。ロイド警部とジュディ・ヒル部長刑事のコンビが不可解な事件に挑む。期待の俊英のデビュー作。
ジル・マゴーン
イギリスの作家。1947年スコットランド生まれ。83年にデイヴィッド・ロイド警部とジュディ・ヒル部長刑事が活躍するシリーズの第一作『パーフェクト・マッチ』を刊行、作家デビューする。その後は同シリーズを中心にミステリを執筆した。日本では特にノンシリーズ長編『騙し絵の檻』の評価が高い。そのほか翻訳された作品に『牧師館の死』『踊り子の死』、エリザベス・チャップリン名義の『幸運の逆転』がある。2007年没。