判型:四六判上製
ページ数:344ページ
初版:2012年1月20日
ISBN:978-4-488-00382-1
Cコード:C0022
写真:Getty Images
装幀:中村聡
一九二九年、まだ一介の政党の党首だったヒトラーとミュンヘンの写真館で出会い、独裁者への階段を上るその傍らに寄り添い続けたエヴァ・ブラウン。従来「退屈で画一的な存在」とだけ片づけられてきたヒトラーの愛人の真実の姿、山荘に籠った総統を囲んだ知られざる〈ベルクホーフ・サークル〉、そして国民には明かされなかったヒトラーの日常。豊富な資料を駆使して、ヒトラーとその愛人に新たな光を当てる傑作ノンフィクション! 訳者あとがき=酒寄進一
酒寄進一
(サカヨリシンイチ )ドイツ文学翻訳家。和光大学教授。主な訳書に、コルドン〈ベルリン三部作〉、ヘッセ「デーミアン」、フォン・シーラッハ「犯罪」「神」、ノイハウス「深い疵」「友情よここで終われ」、カシュニッツ「その昔、N市では」などがある。