判型:四六判並製
ページ数:286ページ
初版:2021年4月9日
ISBN:978-4-488-00114-8
Cコード:C0076
装幀:東京創元社装幀室
従来の布石は、中盤に備えるための準備段階と見られ、ゆっくりと大場を占め合ってから中盤の戦いが開始されるのが常識的な流れであった。しかしAIの登場で、従来の打ち方が根本的に見直されることになった。布石の段階で関係なく相手の石にツケて、いきなり接近戦が始まることも珍しいことではなくなった。本書は、AIによって新たに証明された打ち方について囲碁界のレジェンドとも言うべきイ・チャンホが集中的に分析したものである。
洪敏和
(ホンミンファ )1970年、東京生まれ。小学生の頃、兄と碁を始め、韓国外務省勤務の父のもと、アフリカ、ヨーロッパ、南米、日本で様々な経験を積む。韓国外国語大学卒。大学時代の1995年に、大学アジア囲碁選手権戦優勝。1996年、北京・日中韓アジア囲碁選手権戦韓国代表。囲碁を通じて人の輪が広がるのを願う囲碁ファンの一人である。