判型:四六判並製
ページ数:258ページ
初版:2011年9月30日
ISBN:978-4-488-00035-6
Cコード:C0076
装幀:東京創元社装幀室
一石二鳥とは一つの投石で2羽の鳥を捕らえる意味であるが、下級者はただ一つの目的を追求しがちである。それに比して高段者は多種多様なことを考えて着手を選ぶ。実力を左右する決定的な要因である。それ故、石を最大限効率化することを考えるのは、実力向上の近道である。定石手順の単純な羅列ではなく、たった一つの定石でも、その定石が周りの配石関係によってどんな価値があるのかを判断できてこそ石の効率を最大化できる。
洪敏和
(ホンミンファ )1970年、東京生まれ。小学生の頃、兄と碁を始め、韓国外務省勤務の父のもと、アフリカ、ヨーロッパ、南米、日本で様々な経験を積む。韓国外国語大学卒。大学時代の1995年に、大学アジア囲碁選手権戦優勝。1996年、北京・日中韓アジア囲碁選手権戦韓国代表。囲碁を通じて人の輪が広がるのを願う囲碁ファンの一人である。