ジョルジュ・シムノン
1903年、ベルギーのリエージュ生まれ。16歳で新聞記者となり、17歳で小説を執筆。22年にパリに移り住み、20以上の筆名を使い分け、大衆小説を次々に発表。31年の『怪盗レトン』がメグレ初登場作品とされている(端役として顔を出す作品は、それ以前もあった)。100を超えるメグレ警部(後に警視)ものだけではなく、犯罪心理小説ともいうべき作品群で世界中の読者を魅了した。45年にアメリカに移住、10年ほど後、フランスに帰国。その後57年に、スイスに移り住む。72年に、小説執筆からの引退を決めた。89年、ローザンヌで逝去。
該当商品3件中、1〜3件目を表示
1
エミール73歳、マルグリット71歳。再婚同士の2人が式を挙げてから8年になるが、かれこれ4年前から言葉を交わすこともなくなった。飼い猫の死に始まる老夫婦の妄執の日々。シムノンの異色作!
サンテ監獄の厳戒房舎第11号監房は、異常な緊張に包まれていた。2名の婦人を殺害したため、その日の朝、死刑を宣告された凶悪な殺人犯が、無名の手紙に誘導され……
探偵趣味のルボルニュ青年が貧弱な新聞記事を手がかりに十三の犯罪の謎を解明する、安楽椅子探偵物の連作短編集「13の秘密」とメグレ物の長編「第1号水門」を併載。
該当商品3件中、1〜3件目を表示
1