大阪圭吉
(オオサカケイキチ )1912年愛知県生まれ。日本大学商業学校卒。32年「人喰い風呂」が大衆雑誌〈日の出〉創刊号の懸賞小説で佳作入選、同年に甲賀三郎の推薦で「デパートの絞刑吏」を〈新青年〉に発表する。〈新青年〉や〈ぷろふいる〉を中心に本格探偵小説を旺盛に執筆して、36年には初の作品集『死の快走船』を刊行。他の著書に『香水夫人』『人間燈台』などがある。43年に応召、45年にフィリピンのルソン島で没する。
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漂流船から発見された死体の謎を解き明かす堂々たる本格推理を表題に、多彩な作風から早逝の探偵作家の手練が堪能できる新傑作選。初出時の挿絵とともに、十五の佳品を選り抜く。
表題作のほか「動かぬ鯨群」「三狂人」「燈台鬼」や幻の海洋奇譚「人間燈台」など、探偵小説の醍醐味を満喫させる「新青年」切っての本格作家大阪圭吉の傑作十一篇と初出時の挿絵を収録。
その名も高い「とむらい機関車」を始め「デパートの絞刑吏」「白鮫号の殺人事件」「あやつり裁判」といった名探偵青山喬介の全活躍譚など、本格探偵作家の傑作9編ほかエッセイ。挿絵附。
戦前の本格派を代表する3作家の1長編1中編5短編を収録した。葛山二郎「赤いペンキを買った女」、大阪圭吉「とむらい機関車」「三狂人」「寒の夜晴れ」「三の字旅行会」、アリバイ破りの……
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