栩木伸明
(トチギノブアキ )1958年東京都生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程単位取得退学。アイルランド文学・文化専攻。2014年『アイルランドモノ語り』が第65回読売文学賞(随筆・紀行賞部門)を受賞。他の著作に『アイルランドのパブから 声の文化の現在』『声色つかいの詩人たち』『アイルランド紀行 ジョイスからU2まで』などが、訳書にカーソン『琥珀捕り』、イェイツ『赤毛のハンラハンと葦間の風』、トレヴァー『聖母の贈り物』、チャトウィン『黒ヶ丘の上で』などがある。
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1800年代後半、ロンドン。アイルランド出身のブラム・ストーカーが、劇場支配人の激務をこなしながら、いかにかの不朽の名作『吸血鬼ドラキュラ』を生み出したかの物語。
AにはじまりZで終わる、一見無関係な26の単語にまつわる物語が納められている。それぞれの物語は次に高飛びし、ひとつの長い物語にたどり着く。分類不可能な驚異の物語。
女王メーヴ率いる三国連合軍。迎え撃つは弱冠十七歳の英雄クー・フリンただひとり。アイルランドのイリアスと言われる伝説の書を詩人カーソンが語った、血湧き肉躍る英雄譚。
女王メーヴ率いる三国連合軍。迎え撃つは十七歳の若き英雄クー・フリンただひとり。アイルランドのイリアスと言われる伝説の書を詩人カーソンが語った、血湧き肉躍る英雄譚。
色彩の万華鏡、聖人の逸話、ヤン・ファン・エイクの絵、ドイル、チェスタトン、ワイルド。詩人カーソンが紡ぎ出す、交錯し繁茂するイメージの蔓に絡め取られる、摩訶不思議な物語。
フェルメール、チューリップ狂、望遠鏡発明、普遍言語、潜水艦開発。偶然の幸運に身を任せる「琥珀捕り」の流儀に倣って詩人が繰り出す逸話たちの饒舌な物語。解説:柴田元幸
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