《創元ブックランド》
キュートでクレバー、現代のグリム童話!
『六つのルンペルシュティルツキン物語』

六つのルンペルシュティルツキン物語  グリム童話でおなじみ『ルンペルシュティルツキン』のお話が、6つのモダンな物語になった! 粉屋の娘は父親の娘自慢が発端で、王様のために藁から金糸を紡ぐことになる。そんなことはできっこない――絶体絶命の娘の前に登場するのがルンペルシュティルツキンだ。あまたの民話や童話もモチーフに、時にユーモラスで時に心温まる、個性的なおとぎ話が大展開。エドガー賞ヤングアダルト部門受賞作家がおくる、ブルーリボン賞受賞作。

〈目次〉
 まえがき
1 とんでもないおとぎ話
2 藁を金に
3 ドモヴォイ
4 パパ・ルンペルシュティルツキン
5 ミズ・ルンペルシュティルツキン
6 金にも値する……
 訳者あとがき


〈著者略歴〉 ヴィヴィアン・ヴァンデ・ヴェルデ
 著書に、児童およびヤングアダルト向けのファンタジー多数。『セントルイス・ポスト・ディスパッチ』紙から〈意外性の大家〉と絶賛される。ニューヨーク州ロチェスターにて作家業に専念。家族は夫と娘。

〈受賞歴〉
1995年 『Companions of the Night』が The Bulletin of the Center of Childen's Books 誌のブルーリボン賞を受賞。
1998年 『Companions of the Night』がネヴァダ・ヤングリーダーズ賞を受賞。
2000年 『Never Trust a Dead Man』がエドガー賞を受賞(最優秀ヤングアダルト作品賞)。
2001年 『六つのルンペルシュティルツキン物語』が『The Bulletin of the Center of Childen's Books』誌のブルーリボン賞を受賞。
2002年 『Heir Apparent』がアン・スペンサー・リンドバーグ賞を受賞。
2002年 『Smart Dog』がボランティア・ステート・ブック賞を受賞。
2002年 『There's a Dead Person Following My Sister Around』がブラックアイド・スーザン賞を受賞。
2004年 『Witch's Wishes』がパターソン賞を受賞。
 そのほか、多数の作品が推薦図書、選定図書となっている。

(2005年1月10日)


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