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リラソウジケン りら荘事件

りら荘事件

在庫あり

定価
990円(本体価格:900円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
426ページ
初版
2006年5月31日
ISBN
978-4-488-40314-0
Cコード
C0193
文庫コード
M-あ-3-14
装画
いとう瞳
装幀
柳川貴代+Fragment

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内容紹介

スペードのAと共に発見された男の屍体。芸術家の卵たちが夏季休暇を過ごす〈りら荘〉に由木刑事がもたらした変事の報は、続発する殺人事件の先触れだった――。捜査当局が袋小路に迷い込んだ後、颯爽と現れるや美事な幕切れを演出する星影龍三の推理とは。再読三読によって妙味が増す端麗巧緻なギミック、限定状況における犯人捜しの悦楽。超絶技巧の筆さばきをとくとご覧あれ。
鬼貫警部登場の『黒いトランク』と双璧を成す、巨匠鮎川哲也の代表作。解説=佳多山大地

著者紹介

鮎川哲也 (アユカワテツヤ)

1919年生、2002年歿。1956年、講談社の書下し長探偵小説全集第13巻募集に応じた『黒いトランク』が出世作となる。乱歩編の〈宝石〉に迎えられて以降 本格派の驍将 の座を確立、1960年、『黒い白鳥』『憎悪の化石』で第13回日本探偵作家クラブ賞を受賞。鬼貫警部や星影龍三の活躍、三番館シリーズほかの本格推理を書き続ける一方、アンソロジー編纂、新人作家紹介等に尽力した。その名を冠したミステリ新人賞〈鮎川哲也賞〉が、1990年、東京創元社により創設された。

著訳者の既刊本

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