殺された元警官の住んでいた場所を訪ねたリンドマンは、独自に捜査を開始する。だが、調べを進める彼の前に、新たな死体が。殺されたのはモリーンの隣人だった。次々とあきらかになる、先輩警察官の知られざる顔、そして意外な過去。自らの病に苦しみ、迫り来る死の恐怖と闘いながら、リンドマンは真実を追い求める。ヘニング・マンケルが、スウェーデン社会の闇と、一人の人間としての警察官リンドマンの苦悩を鮮やかに描き出す。訳者あとがき=柳沢由実子
*〈週刊朝日〉08年7月18日号に温水ゆかり氏による書評が掲載。
タンゴステップ ゲ タンゴステップ〈下〉
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