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中村雅楽探偵全集2 グリーンシャノコドモ グリーン車の子供

グリーン車の子供

在庫なし

定価
1,650円(本体価格:1,500円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 連作短編集
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
シリーズ
  1. 中村雅楽探偵全集 2
判型
文庫判
ページ数
700ページ
初版
2007年4月27日
ISBN
978-4-488-45802-7
Cコード
C0193
文庫コード
M-と-2-2
装幀
犬田和楠

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内容紹介

7年ぶりに「盛綱陣屋」への出演依頼を受けた中村雅楽。しかし、子役の演技が気になる雅楽は、なかなか出演を承諾しない。そんな折、大阪で法要に出席した雅楽と竹野記者は、帰京する新幹線で一人の少女と出会う。東京駅に着く間際に、雅楽が「陣屋」への出演を決めた訳は――。第29回日本推理作家協会賞を受賞した表題作を含む、珠玉の18編を収録。《中村雅楽探偵全集》第2巻。資料再録等=戸板康二・小泉喜美子・佐野洋/解説=巽昌章/編者解題=日下三蔵

*毎日新聞朝刊・一面コラム「余録」で紹介(2007年8月25日付)

目次

「ラッキー・シート」
「写真のすすめ」
「密室の鎧」
「一人二役」
「ラスト・シーン」
「臨時停留所」
「隣家の消息」 
「美少年の死」
「八人目の寺子」
「句会の短冊」
「虎の巻紛失」
「三人目の権八」
「西の桟敷」
「光源氏の醜聞」
「襲名の扇子」
「グリーン車の子供」
「日本のミミ」
「妹の縁談」

著者紹介

戸板康二 (トイタヤスジ)

1915年東京生まれ。慶応義塾大学卒。劇評家、歌舞伎・演劇評論家、作家、随筆家の顔を持つ。江戸川乱歩のすすめでミステリ執筆を開始し《宝石》にデビュー作「車引殺人事件」を発表する。59年「團十郎切腹事件」で第42回直木賞、76年「グリーン車の子供」で第29回日本推理作家協会賞を受賞。93年歿。

日下三蔵 (クサカサンゾウ)

1968年神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。書評家、フリー編集者。主な著書に『日本SF全集・総解説』、『ミステリ交差点』、主な編著に、《年刊日本SF傑作選》(大森望との共編)、《日本SF全集》、《中村雅楽探偵全集》、《都筑道夫少年小説コレクション》、『天城一の密室犯罪学教程』ほか多数。

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