スペインはミハスに住まう大富豪に突如呼び寄せられたジュアン。老紳士が語るのはジュアンの亡き母との苦い記憶だった。三十年の月日を隔てて密室殺人の謎が明かされる表題作の他、ジャカルタで発生した連続娼婦殺人事件など、ストーリーテリングの名手が異国を舞台にその土地で生きる人々の悲痛な叫びをすくい取る。衝撃の結末が深い余韻を残す至高のミステリ短編集、全五編。
著者あとがき=貫井徳郎/解説=村上貴史
ミハスノラクジツ ミハスの落日
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内容紹介
目次
「ミハスの落日」
「ストックホルムの埋み火」
「サンフランシスコの深い闇」
「ジャカルタの黎明」
「カイロの残照」
「ストックホルムの埋み火」
「サンフランシスコの深い闇」
「ジャカルタの黎明」
「カイロの残照」