モシモネガイガカナウナラ

もしも願いがかなうなら

アン・マキャフリー
赤尾秀子


もしも願いがかなうなら

ジャンル
ファンタジイ > ロマンティック・ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:134ページ
初版:2006年9月22日

ISBN:978-4-488-59703-0
Cコード:C0197
文庫コード:F-マ-6-3

装画:末弥純
装幀:WONDER WORKZ。


内容紹介

小さな村の領主エアスリー卿の妻レディ・タラリーのもとには、いつも助言や癒しをもとめて村人たちがたずねてくる。だが彼らの公国に、近隣の国が攻め込んできた。招集に応じ、兵をあつめて馳せ参じるエアスリー卿。残されたレディ・タラリーと子どもたちは、なんとか事態をのりきろうとする。そんななか、後継ぎの兄と双子の妹が、16歳の誕生日を迎えるが……。マキャフリーが贈る、優しさと希望に満ちたファンタジー小品。訳者あとがき=赤尾秀子


アン・マキャフリー

1926年アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。53年にSF専門誌〈サイエンス・フィクション・プラス〉に短編が掲載されデビュー。67年に初長編Restoreeが刊行された。68年にヒューゴー賞ノヴェラ部門を、69年にネビュラ賞ノヴェラ部門を受賞。受賞対象となったこのふたつの中編は、彼女の代表作となる《パーンの竜騎士》シリーズ第1作『竜の戦士』に組み込まれた。やはり69年に刊行された『歌う船』は彼女のもうひとつの代表作である。その後、70年代には「アメリカSF界の女王」と謳われ、80年代にかけてのサイエンス・ファンタジー・ブームの時期には立役者として人気を誇った。2011年没。


赤尾秀子

(アカオヒデコ )

津田塾大学数学科卒業。英米文学翻訳家。主な訳書に、レッキー《叛逆航路》シリーズ、ハインライン『天翔る少女』、マキャフリー『だれも猫には気づかない』、マキャフリー&ラッキー『旅立つ船』、ヴィンジ『レインボーズ・エンド』ほか多数。