2018年ヒューゴー賞シリーズ部門受賞

カゲノオウコク

影の王国〈下〉

ロイス・マクマスター・ビジョルド
鍛治靖子


影の王国〈下〉

ジャンル
ファンタジイ > 異世界ファンタジイ
レーベル
創元推理文庫(F)
シリーズ
五神教シリーズ

判型:文庫判
ページ数:340ページ
初版:2012年11月30日

ISBN:978-4-488-58707-9
Cコード:C0197
文庫コード:F-ヒ-5-7

装画:浅田隆
装幀:矢島高光


内容紹介

王子を殺したイジャダの護送中、イングレイは何度も彼女を殺そうとする。だがそれは彼自身の意志ではなく、何者かが彼に植え付けた呪だった。だれが、なぜイジャダを排除しようとしたのか? さらに迎えに来た、従兄弟であり王女の夫であるウェンセルにも、獣の精霊が憑いていることを知る。神殿から排除される自分たちのような存在が、なぜ三人も揃ってしまったのか。折しも都では聖王の容態が悪化していた。人気シリーズ続編登場。訳者あとがき=鍛治靖子



ロイス・マクマスター・ビジョルド

1949年、アメリカ生まれ。86年に『名誉のかけら』でデビューしたのち、 わずか数年でヒューゴー賞、 ネビュラ賞を次々と受賞、 一躍その地位を確固たるものにした。マイルズ・ヴォルコシガンを主人公にしたスペース・オペラ・シリーズのほか、〈五神教シリーズ〉〈死者の短剣〉四部作などファンタジーの著作も多い。


鍛治靖子

(カジヤスコ )

東京女子大学文理学部心理学科卒、翻訳家。主な訳書に、ホブ「騎士の息子」「帝王の陰謀」「真実の帰還」、ウィルソン「無限の書」、ビジョルド「魔術師ペンリック」「スピリット・リング」「チャリオンの影」「影の棲む城」他。